黄檗宗って何?
禅宗の1つです。
禅宗には、臨済宗・曹洞宗・黄檗宗の3宗派があります。
当初、黄檗宗は臨済宗の黄檗派でしたが、明治時代に独立し黄檗宗となりました。
黄檗宗の伝来
江戸時代の初期、幕府より度重なる要請をうけて、当時中国福建省の臨済宗「黄檗山 萬福寺」の住職をしていた「隠元鵆g禅師」が日本へ渡来したことから始まります。
幕府からの要請であったため、幕府から庇護されていました。
隠元鵆g禅師とは
中国明朝時代の中国僧である「
隠元鵆g禅師」が、かの鑑真和上のように何度も渡航に失敗しながら日本へ渡来し、幕府より京都府宇治市に地を賜り、中国と同じ名前の「
黄檗山 萬福寺」を創建しました。
そして臨済宗黄檗派を興し、明治時代に独立し
黄檗宗となりました。
お経は独特で、「
唐音」とよばれる中国語を基本とする読みをします。
また、お経の中には「
梵唄」と呼ばれる歌のような音楽的なものがあります。
一度お聴きになると、今までのお経のイメージがガラリと変わることでしょう。
ちなみに・・・
あまり知られていませんが、隠元鵆g禅師によって色々なものが日本に伝わりました。
インゲン豆・スイカ・れんこん・木魚・煎茶 等々
隠元鵆g禅師 像